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【第1ステージ/第1話】日本はどうやってできた? 天地開闢と国生みの物語

ひこまる

「お師匠、いよいよ『世界の始まり』ですね。 最初はどんな感じだったんでしょうか。何もない真っ暗な空間ですか?」

やたまる

「ふっふっふ。古事記にはこう書かれておる。 『天地(あめつち)初めて発(ひら)けし時』……とな。 最初は、空と海と地面がごちゃ混ぜになった、ドロドロの油のようなスープ状態じゃった。」

ひこまる

「スープ……ですか。 なんだか神々しさがあまりないですね。」


1. 現れては消える!? 最初の神様たち

やたまる

「そのスープの中から、スッと現れたのが最初の神様たち、『別天津神(ことあまつかみ)じゃ! 全部で5柱(ごはしら)おるぞ。」

  1. 天之御中主神(アメノミナカヌシ)
    • 世界(宇宙)の中心にいる神様。
  2. 高御産巣日神(タカミムスビ)
    • 万物を生成する神様(※やたまるの直属の上司)。
  3. 神産巣日神(カミムスビ)
    • 万物を生成する神様。
  4. 宇摩志阿斯訶備比古遅神(ウマシアシカビヒコジ)
    • 泥の中から葦(あし)のように萌え出た生命力の神様。
  5. 天之常立神(アメノトコタチ)
    • 天(高天原)が永久に存在することを象徴する神様。
ひこまる

「うぅ……ウマシ…アシカビ…ヒコジ…?
漢字が多すぎます、お師匠。これ、全部覚えないとダメですか……?」

やたまる

喝(かつ)!! シャキッとせんか!この中で特に偉い最初の三柱を『造化三神(ぞうかのさんしん)』と呼ぶ。これだけ覚えておけばよい!特に2番目の『タカミムスビ』様は、吾輩(八咫烏)を地上に遣わした直属の上司じゃからな! ここだけは赤線を引いておくように!」

ひこまる

「はぁ……また上司自慢ですか。
わかりました、タカミムスビ様だけは覚えますよ。(棒読み)」


2. ミッション:漂う大地を固めろ!

やたまる

「さて、最初の神様たちは姿を隠してしまった。 そこで登場するのが、皆もよく知るイザナギ(男神)イザナミ(女神)じゃ!」

ひこまる

「やっと知っているお名前が出てきました。 このお二人が、この世界を作っていくんですね。」

やたまる

「二人は偉い神様から、ある重要なミッションを与えられる。『この漂っている国を、しっかりと固めて作りなさい』とな。 そして授かったのが、伝説のアイテム『天の沼矛(あめのぬぼこ)』じゃ!」

ひこまる

「矛(ほこ)で国を作る……。 どうやって使うんですか? 戦うわけじゃないですよね。」

やたまる

「二人は天にかかる橋(天の浮橋)に立ち、矛を海に突き刺して『こおろこおろ』とかき混ぜたんじゃ。 そして矛を引き上げた時、ポタポタと落ちた塩が固まって島になった。 これが最初の島、『オノゴロ島』じゃ!」

ひこまる

「かき混ぜた塩が島になるんですか……。 意外と力技というか、ダイナミックな作り方なんですね。」


3. 結婚の儀式:まさかの大失敗!?

やたまる

「島ができたので、二人はそこに降りて結婚することにした。 巨大な柱の周りを、イザナギは左から、イザナミは右から回って、出会ったところでプロポーズするんじゃ。」

ひこまる

「へぇ、ロマンチックですね。 どんな言葉をかけたんですか?」

やたまる

「イザナミ(女)から先に『あなにやし、えおとこを(まあ、なんて素敵な男性でしょう)』と声をかけ、結ばれたんじゃ。 ……ところが、これが大失敗じゃった。」

ひこまる

「えっ……失敗? 相手を褒めただけなのに、何がいけなかったんですか?」

やたまる

「生まれた子供(ヒルコ)は、骨のないフニャフニャの子じゃった……。 神様たちは占いをして原因を突き止めた。『女性から先に声をかけたのが良くなかった』とな。」

ひこまる

「そんな……。 女性が先に声をかけただけで子供が育たないなんて、古代のルールは厳しすぎませんか……。」

やたまる

「まあ、儀式の手順は絶対ということじゃ。 気を取り直して、今度はイザナギ(男)から声をかけてやり直したところ、無事に元気な島が生まれたんじゃ!」


4. 国生みラッシュ:淡路島から日本列島へ

やたまる

「やり直しで最初に生まれたのが、今の『淡路島』じゃ! そこから四国、隠岐、九州……と次々に島を生んでいき、最後に本州が生まれた。 これが『大八島国(おおやしまぐに)』、つまり日本の原形じゃな。」

ひこまる

「淡路島が長男だったんですね。 こうやって僕たちの住む日本列島が形作られたのかぁ……。勉強になります。」


5. 悲劇の結末:火の神様の誕生

やたまる

「国ができた後は、山や川、風や木など、自然の神様たち(神生み)を次々と生んでいく。 順調に見えた二人の生活じゃが……ここで最大の悲劇が起こる。」

ひこまる

「……嫌な予感がしますね。何があったんですか?」

やたまる

「最後に『火の神(カグツチ)』を生んだ時、イザナミは大火傷を負ってしまい……そのまま死んでしまったんじゃ。」

ひこまる

「えっ、亡くなってしまったんですか……? まだ物語は始まったばかりなのに……。」

やたまる

「神様といえど、命がけなんじゃよ!! 愛する妻を失ったイザナギは泣き叫び、怒って我が子のカグツチを剣で斬り殺してしまった。 ……まさに、泥沼のバッドエンドじゃ。」


まとめと次回予告:死者の国へ

ひこまる

「国生みって、もっと明るい話だと思ってました。 最後が悲しすぎますよ、お師匠……。」

やたまる

「ふっふっふ、物語はここでは終わらんぞ。 諦めきれないイザナギは、死んだ妻を取り戻すために、禁断の地『黄泉の国(よみのくに)』へ向かう決意をするんじゃ! 次回、衝撃のホラー展開が待っておるぞ!」

ひこまる

「ホラー展開って……お師匠、なんだか楽しんでませんか? 奥さんを亡くしたばかりなんですから、もう少し慎んでください。」

やたまる

「まあまあ。悲しい話をして腹が減ったからのう。 続きを聞きたければ、みたらし団子を持ってくるのじゃ!」

ひこまる

「はぁ……結局そこなんですね。 わかりました、次回『黄泉の国編』もよろしくお願いします。」

やたまる
さて、次回はいよいよイザナギが『黄泉の国(死者の世界)』へ突入じゃ!
ゾンビ映画もびっくりのホラー展開が待っておるぞ。心して読むのじゃ!
ひこまる
ゾンビ映画……。お師匠、僕そういうの苦手なんですけど……。
でも、イザナギさんがどうなるか気になるので読みます!

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