清少納言(せいしょうなごん)は、
平安時代に活躍した女性の作家です。
日本史でとくに有名なのが、
『枕草子』を書いた人ということ。
『枕草子』は、
日々の出来事や感じたことを自由に書いた作品で、
今でいう「エッセイ」のような読み物です。
このページでは、
清少納言の生涯と魅力を、
初心者の方にもわかりやすく紹介します。
年表|清少納言の生涯をかんたんに
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 966年ごろ | 誕生 |
| 若いころ | 和歌や文章に親しむ |
| 990年ごろ | 中宮・定子に仕え、宮中で生活する |
| 1000年ごろ | 『枕草子』を書き始める |
| 1005年ごろ | 宮中を去る |
| 没年不明 | その後の人生ははっきりしていない |
※ 年代はおおよその目安です。
清少納言の特徴
明るく、はっきりした性格
清少納言は、
思ったことをそのまま言葉にする
さっぱりした性格だったといわれます。
『枕草子』の文章も、
テンポがよく、読みやすいのが特徴です。
美しいものにとても敏感
花や月、雪など、
きれいな景色や季節の変化を大切にしました。
「春はあけぼの(夜明け)」の一文は、
今も多くの人に知られています。
言葉のセンスが抜群
清少納言は、
物事を短い言葉でおもしろく表すのが得意でした。
これが、
『枕草子』が今も読みつがれる理由です。
エピソード|『枕草子』はどうやって生まれたの?
宮廷での楽しい毎日
清少納言は、
中宮・定子に仕える女房として、
宮廷で働いていました。
そこでは、
歌会や行事、友人との会話など、
楽しい出来事がたくさんありました。
思ったことを自由に書いた
清少納言は、
「こう書かなければならない」
という決まりにしばられず、
その時に感じたことを、
そのまま言葉にする
というスタイルで文章を書きました。
それが集まってできたのが、
『枕草子』です。
日本に与えた影響
日本初のエッセイ作家
『枕草子』は、
日本で最初のエッセイ集ともいわれています。
清少納言は、
**「感じたことを書く文化」**を
日本に広めた人です。
平安時代のくらしを今に伝えた
宮廷の生活や人間関係、
行事の様子などが、
『枕草子』にはたくさん残されています。
これは、
当時のくらしを知る大切な資料にもなっています。
女性の表現の場を広げた
清少納言は、
女性が自分の考えを
堂々と書いてよいという道をひらきました。
そのあとに続く
紫式部などの作家にも、
大きな影響を与えています。
まとめ|清少納言は「毎日を言葉にした作家」
清少納言は、
戦った人でも、政治をした人でもありません。
けれど、
日々の気持ちを言葉にすることで、
時代をこえた価値を残した人です。
楽しいことも、
ちょっとした不満も、
そのまま書いてよい――
そんな自由な表現の始まりが、
清少納言でした。
特別な出来事じゃなくても、
毎日の中に、書く価値はある。
清少納言は、そう教えてくれています。

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