古事記の上巻は神々が主役の物語
混沌が漂う世界から天と地が誕生。そして、姿なき五柱の神が出ては消えていく。
この五柱の神は性別がなく独神であった。その特別な五柱の神を別天津神と呼ぶ。
そして、天を仰ぎ大地が定まると二柱の独神が誕生し次いで男女対の双び神が誕生する。
最後に生まれたな双び神がイザナギ・イザナミと呼ばれる日本の国土を創生した神であった。
日本の国土を作ったイザナギとイザナミは八百万の神々を生む。しかし、火の神を生んだ後イザナミは死んでしまう。
その後も神々のストーリーが続きイザナギの子であるアマテラス、ツクヨミ、スサノオが生まれその子孫たちの物語が紡がれていく。
古事記上巻ではアマテラスが天の世界『高天の原』の統治者として君臨。地上の世界ではスサノオの子孫が地上の世界『葦原中国』の統治者として書かれている。
高天の原の神を天津神、地上の世界の神を国津神と呼び区別している。
神代の時代のストーリーでは高天の原を統べるアマテラスが地上の国を統べるスサノオの子孫オオクニヌシに葦原中国を譲るように要求し支配するまでの物語が書かれている。
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