「神話の全体像が知りたい」「他のエピソードも一気に読みたい!」という方は、以下のまとめ(目次)ページを読むのがおすすめです。
👉 【完全版】日本神話あらすじ全話まとめ(3つのステージ)はこちら
ひこまる「う~ん……『天地開闢(てんちかいびゃく)』に『別天津神(ことあまつかみ)』……。 漢字ばっかりで目が回りそうです。お師匠、日本神話って覚えることが多すぎて頭がパンクしそうです……。」



「喝(かつ)!! 情けない声を出すでない! これだから最近の若い神様見習いは困るのじゃ。日本神話なんぞ、堅苦しく考える必要はない!」



「えっ、そうなんですか!? でもテストとかに出ますし……。」



「よいか、ひこまる。日本神話とはな、 『この世界はどうやって始まったのか?』 という素朴な疑問に答えるための『壮大な物語集』じゃ。 教科書だと思わず、面白いストーリーとして読めばよいのじゃよ。」



「物語……! それなら僕にも読めるかも!」



「うむ。今回は、ややこしい話は抜きにして、日本神話の全体像を『3つの大きな流れ』でわかりやすく教えてやろう。 ……終わったら、極上のみたらし団子をお供えするのじゃぞ?」



「結局そこなんですね、お師匠……(笑)。わかりました、お願いします!」
日本神話は「3つのステージ」でできている



「日本には八百万の神がおるからの〜。日本神話を神様から覚えようとすると数が多すぎて迷子になる……というのは初心者の『あるある』じゃな。 じゃが、ストーリーで分けると日本神話はたった3つのドラマ構成で読むことができるのじゃ。」
- 【始まり】世界が整い、国が生まれる
- (天地開闢 ~ イザナギ・イザナミの国生み)
- 【展開】神々の喧嘩と、地上の繁栄
- (アマテラスとスサノオの対立 ~ スサノオの追放 ~ 大国主の国づくり)
- 【結末】神様から、天皇(人間)の歴史へ
- (国譲り ~ 天孫降臨 ~ 神武東征)



「まずはこの流れだけ頭に入れればOKじゃ! 世界ができて、神様たちが喧嘩して、最終的に今の日本(天皇)につながる……という流れじゃな。」



「なるほど! ただ神様が生まれて終わりじゃなくて、 『どうやって今の日本になったのか』までがつながっているんですね!」
第1ステージ:世界が整い、国が生まれる





「最初はな、空も地面も区別がつかないくらい『ごちゃごちゃ』しておった。 そこから軽いものが上へ行って『天』になり、重いものが下にたまって『地』になったんじゃ。 そして、最初の神様たち(別天津神など)が次々と現れた。」



「ここで登場するのが、僕たちにも馴染み深いイザナギ(男神)とイザナミ(女神)の夫婦ですね!」



「その通りじゃ。二人は天の上から矛(ほこ)で海を『こおろこおろ』とかき混ぜて、その滴(しずく)から島を生み出したんじゃ。これが『国生み(くにうみ)』じゃな。」



「かき混ぜた滴が島になるなんて……すごいパワープレイですね(笑)。 でも、こうやって僕たちの住む日本列島が生まれたんだと思うと、なんだかワクワクします!」



「その後、火の神様を生んでイザナミが死んでしまったり、イザナギが死者の国(黄泉の国)まで迎えに行ったり……悲しい別れを経て、『生の世界』と『死の世界』が分かれたんじゃ。」
第2ステージ:神々の喧嘩と、地上の繁栄



「さて、ここから物語は一気に派手になるぞ! イザナギが禊(みそぎ)をして顔を洗うと、3人の貴い神様(三貴子)が生まれたんじゃ。」


- アマテラス(太陽の女神)
- ツクヨミ(月の神)
- スサノオ(嵐の神)



「出ました! 日本神話のオールスターですね!」



「ところがじゃ! 末っ子のスサノオがとんでもない暴れん坊でな。 お姉さんのアマテラスが怒って岩戸に引きこもったり(天岩戸伝説)、そのせいでスサノオが地上へ追放されたり、てんやわんやの大騒動じゃ。」



「神様の世界も、兄弟喧嘩が絶えないんですね……。」



「じゃが、追放されたスサノオは地上で怪物(ヤマタノオロチ)を退治して英雄になる。 そしてその子孫である大国主(オオクニヌシ)が、地上の国(今の島根県あたり)を立派に作り上げるんじゃ。ここまでが第2ステージじゃな。」


第3ステージ:神様から、天皇(人間)の歴史へ



「地上も平和になったし、これでめでたしめでたし……ですか?」



「甘い! 甘すぎるぞひこまる、吾輩の好きな饅頭よりも甘いわ! 天の上にいるアマテラス様はこう思ったんじゃ。 『地上の国は、私の子孫が治めるべきだ!』……とな。」



「ええーっ! 大国主さんが頑張って作ったのに!? なんかジャイアンみたいなこと言いますね……。」



「まあ、そこは神様の事情があるんじゃ(笑)。 すったもんだの末に、大国主は国を譲る(国譲り)。 そしてアマテラスの孫(ニニギ)が地上に降りてきて(天孫降臨)、そのひ孫であるカムヤマトイワレビコが、東へ東へと旅をするんじゃ。」





「あ! それが、初代天皇である『神武天皇(じんむてんのう)』ですね! この東への旅が『神武東征(じんむとうせい)』!」



「そう。こうして神様の世界から、人間の歴史へとバトンが渡された。 ちなみに、その道中で深い山道に迷った神武天皇を、空から道案内したのが…… 誰あろう、この吾輩(やたまる様)じゃ!!」



「ああっ! そうでした! お師匠は伝説の『導きの神・八咫烏(やたがらす)』でしたね! いつもお団子ばかり食べてるから忘れてました!」



「一言多いわ!! とにかく、吾輩が導いたおかげで、今の日本があると言っても過言ではないのじゃ。(エッヘン)」
日本神話の神さまは「人間くさい」?



「こうやって3つの流れで聞くと、すごくわかりやすいです! それに、神様たちってすごく感情豊かですよね。 怒ったり、泣いたり、失敗したり、すぐに喧嘩したり……。」



「そうじゃろ? 日本の神様は、完璧な存在というよりは、『ちょっとすごい力を持った、人間くさい先輩』みたいなもんじゃな。 だからこそ、今の私たちとも地続きでつながっていると感じられるんじゃ。」
まとめ:日本史とつながる「はじまりの地図」



「どうじゃひこまる。 『天地開闢』から始まって、『神武東征』で今の日本につながる。 この3ステップさえ押さえておけば、もう日本神話は怖くないぞ!」



「はい! お勉強じゃなくて、ドラマとして読めばいいってわかって安心しました。 神様たちの失敗も成功も、全部今の日本につながっているんですね!」



「むにゃむにゃ……うむ、良い心がけじゃ……。 さて、良い話をして疲れたから、約束のみたらし団子を……Zzz……」



「あ、もう寝てる! ……まあいいか。お師匠、ありがとうございました!」
この物語の続きを、のぞいてみる
- [第1ステージ:世界の始まりと国生みのお話へ]
- [第2ステージ:アマテラスとスサノオの喧嘩のお話へ]
- [第3ステージ:神武天皇へのバトンタッチのお話へ]


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