平氏(へいし)は、
平安時代から鎌倉時代のはじめにかけて活躍した、
日本を代表する武士の一族です。
とくに有名なのが、
平清盛の時代に、武士として初めて政治のトップに立った一族
ということ。
それまで国の政治は、
貴族が中心でしたが、
平氏はその常識をくつがえし、
「武士の時代」への道をひらいた存在でした。
このページでは、
平氏の歩みと日本史への影響を、
初心者の方にもわかりやすく紹介します。
年表|平氏のあゆみをかんたんに
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 10世紀 | 平将門が関東で反乱を起こす |
| 12世紀前半 | 伊勢平氏が力をのばす |
| 1156年 | 保元の乱で平清盛が活躍 |
| 1159年 | 平治の乱で清盛が勝利 |
| 1167年 | 清盛が太政大臣になる |
| 1180年 | 源平の争いが始まる |
| 1185年 | 壇ノ浦の戦いで平氏が敗れる |
平氏の特徴
武士で初めて政治の中心に立った
平氏は、
それまで貴族だけのものだった政治の世界に、
武士として初めて本格的に入りこんだ一族です。
とくに平清盛は、
太政大臣にまで出世し、
「武士でも国を動かせる」
ということを示しました。
海と貿易を大切にした
平氏は、
瀬戸内海を拠点にして、
海の交通や貿易を進めました。
中国(宋)との交流もさかんにし、
日本の経済や文化を広げた一族でもあります。
栄えたぶん、反発も大きかった
平氏は急に力を持ったため、
貴族やほかの武士たちから
強い反発を受けました。
それが、
のちの源氏との大きな争いへとつながっていきます。
エピソード|どうして源氏と戦うことになったの?
平清盛の時代
平氏が最も力を持ったのは、
平清盛の時代です。
清盛は、
天皇の外戚となり、
一族を高い地位につけました。
その結果、
「平家にあらずんば人にあらず」
といわれるほど、
平氏は大きな力を持ちます。
不満がたまり、源氏が立ち上がる
しかし、
平氏のやり方に不満をもつ人も増えていきました。
そこで立ち上がったのが、
源頼朝を中心とする源氏です。
こうして、
日本史でもっとも有名な戦いの一つ、
源平の争いが始まりました。
日本に与えた影響
武士の時代を本格的に始めた
平氏が政治の中心に立ったことで、
「貴族の時代」は終わりをむかえ、
「武士の時代」への流れが決定的になりました。
海の力と貿易を広げた
平氏は、
港を整え、
貿易を進めることで、
日本の経済の新しい形をつくりました。
これは、
のちの時代の
商人や港町の発展にもつながります。
敗れても語りつがれる存在に
平氏は、
壇ノ浦の戦いで敗れましたが、
その悲しい最期は
**『平家物語』**として語りつがれています。
「おごれる者も久しからず」
という言葉は、
今も多くの人に知られています。
まとめ|平氏は「武士の時代を切りひらいた一族」
平氏は、
最後は源氏に敗れました。
しかし、
武士が国を動かす時代を最初につくった一族
であることはまちがいありません。
成功も失敗もふくめて、
平氏の歴史は、
日本が大きく変わる瞬間そのものだったのです。
勝った一族だけが、
歴史をつくるわけじゃない。
変化の先頭に立った人たちも、
未来をひらく存在。
平氏は、それを教えてくれます。

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