「神武東征(じんむとうせい)って、
なんだか難しい歴史用語みたい…」
そう感じる人も多いかもしれません。
でも実は神武東征は、
日本という国が生まれるまでを描いた、壮大な冒険物語です。
この記事では、
- 神武東征って何の話?
- なぜ日本建国の物語とされているの?
- 神話として、どんな意味があるの?
を、日本神話を物語として楽しめる視点で解説します。
神武東征とは何か?
神武東征とは、
初代天皇・神武天皇が、国を治めるために東へ向かった物語
のことです。
舞台は、はるか昔の日本。
今でいう九州から出発し、
最終的に大和(現在の奈良)を目指します。
この旅が、
**「日本建国のスタート」**として語り継がれてきました。
なぜ“東へ”進んだの?
神武天皇たちは、最初、九州にいました。
しかし神話では、
日本を治める中心地は、大和である
と、神々から示されます。
そこで神武天皇は決意します。
「国の中心をつくるため、東へ向かおう」
この決断こそが、
神武東征の始まりでした。
神武東征のあらすじをやさしく
ここで、物語を簡単に追ってみましょう。
① 九州からの出発
神武天皇と兄弟たちは、
九州(高千穂とされる地)を出発します。
目的は、
国を治める新しい都を探すこと。
② 苦しい戦いと挫折
旅の途中、
さまざまな豪族たちと戦いますが、
思うように進めません。
とくに、西から東へ向かう戦いでは、
太陽が正面から当たり、苦戦します。
ここで神武天皇は気づきます。
「太陽を背にして戦おう」
③ 神の助けと逆転
方向を変え、
太陽を背にして進むと、形勢は一気に逆転。
さらに、
**八咫烏(やたがらす)**という
三本足の神の使いが道案内をし、
ついに大和へたどり着きます。
④ 日本建国へ
大和の地を平定した神武天皇は、
ここを国の中心と定め、即位します。
これが、
日本という国のはじまり
として語られているのです。
神武東征は「戦争の物語」ではない
神武東征というと、
戦いのイメージが強いですが、
神話としての本質はそこではありません。
この物語が伝えたいのは、
- 正しい場所を探すこと
- 困難を乗り越えること
- 神の導きと人の決断
つまり、
国づくりとは、苦難の中で選び続けること
というメッセージなのです。
神武天皇はどんな存在?
神武天皇は、
- 天照大神の子孫
- 日本最初の天皇
- 建国神話の主人公
として描かれます。
ただの英雄ではなく、
神の意志を受け、人の世界をまとめる存在
として位置づけられているのが特徴です。
神武東征が「日本建国神話」と呼ばれる理由
神武東征は、
日本の歴史の中で特別な意味を持っています。
なぜなら、
- 国の始まりが物語として語られ
- 天皇の存在が神話と結びつき
- 日本という国家に“物語の原点”が生まれた
からです。
ここで初めて、
日本=神話をルーツに持つ国家
というイメージが形づくられました。
神武東征を知ると、何が見えてくる?
この物語を知ると、
日本の見え方が少し変わります。
- 建国記念の日(2月11日)の意味
- 天皇制の成り立ち
- 日本が「どんな国として始まったか」
こうしたことが、
一本の物語としてつながります。
神話として読むのが、いちばん面白い
神武東征は、
史実かどうかを議論することもあります。
でも、日本神話として大切なのは、
「この物語が、何を伝えようとしているか」
という点です。
事実かどうかよりも、
日本人がどんな国を理想として描いたか。
それこそが、
神武東征のいちばんの価値なのです。
まとめ|神武東征は、日本のはじまりの冒険物語
神武東征とは、
- 日本最初の天皇・神武天皇の物語であり
- 日本建国を描いた神話であり
- 国づくりの理想を語ったストーリー
です。
難しい歴史用語としてではなく、
まずは
「日本が生まれるまでの冒険物語」
として読んでみてください。
きっと、
日本神話が、
ぐっと身近に感じられるはずです。

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