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平成の始まりとは?昭和が終わった1989年に何が変わったのか

昭和が終わり、平成が始まった1989年(平成元年)。
この年は「元号が変わった」だけではありません。昭和の成功体験がピークに達する一方で、平成は“別のルール”で動く時代へ入っていきました。

この記事では、1989年を境に昭和と平成は何が違うのかを比較しながら、平成のスタートがどんな転換点だったのかをわかりやすく整理します。


目次

3行でわかる|1989年は何が「切り替わった」年?

  • 昭和の終わり:戦後復興〜高度成長の時代感が一区切り
  • 平成の入口:暮らしと制度(例:消費税)が「当たり前」を変え始めた
  • 空気の変化:楽観(上がり続ける)から、慎重(先が読めない)へ

まずは結論|昭和と平成の違いを一言で

昭和=「伸びる日本」を信じられた時代
平成=「伸びないかもしれない日本」と向き合う時代

昭和後半は、人口も経済も右肩上がりの実感が強く、「明日は今日より良くなる」感覚がありました。
平成は、1989年の華やかさの裏で、やがてバブル崩壊・不況・少子高齢化など「前提が変わる問題」が表に出てきます。


昭和と平成の比較(ここだけで違いがつかめる)

比較ポイント昭和(特に戦後〜昭和後期)平成(1989〜2019)
経済の空気高度成長〜安定成長、成功体験が残るバブル崩壊後、停滞と再編の時代
お金の感覚「働けば上がる」「会社が守る」「将来が読めない」「自己防衛が必要」
雇用終身雇用・年功序列が強い非正規増、就職氷河期の衝撃
税・制度生活で“税を意識”しにくい消費税導入で“日常に税”が入る
社会の課題復興・インフラ整備・公害など少子高齢化、格差、社会保障の重さ
情報・文化テレビ中心、同じ話題を共有ネット普及で情報が分散、多様化
世界との関係冷戦下、戦後秩序の中の日本冷戦終結後の世界で立ち位置が揺れる

1989年に起きた“象徴的な変化”3つ

1)「昭和の終わり」=時代の象徴が変わった

昭和天皇崩御 → 平成へ改元は、政治制度が変わるというより、国全体の“気分”が切り替わる出来事でした。
昭和には、戦争・復興・高度成長の記憶があり、「昭和」という言葉自体が一つの物語でした。平成は、その物語の次の章として始まります。

昭和:戦後を背負った時代
平成:戦後の次を生きる時代


2)「暮らしの平成」=制度が生活に入り込んだ(消費税3%)

1989年4月、消費税(3%)が導入。
これは、昭和と平成を分ける象徴として強い出来事です。

  • 昭和:税は“見えにくい”
  • 平成:買い物のたびに税が“見える”

消費税は、その後の平成を通じて「景気」「社会保障」「政治」の中心テーマの一つになっていきます。


3)「熱狂の頂点」=バブルの空気(でも、平成はそこに乗り続けられなかった)

1989年前後の日本には、「上がり続ける」ムードがありました。
でも平成の本体は、その熱狂が終わった後に始まります。

昭和:成長の延長にバブルが膨らんだ
平成:バブル崩壊の後始末を引き受けることになる

この“見た目は派手、でも足元が変わっている”感じが、平成元年のいちばん大事なポイントです。


昭和→平成で変わった「5つの価値観」

① 成功モデル:会社と社会の約束が揺れた

昭和後半は、学歴→就職→結婚→マイホームという“定番ルート”が機能しやすかった時代。
平成は、そのルートが崩れ、正解が一つではなくなっていきます。

② 働き方:守られるから、選ばなければならないへ

終身雇用の安心感が薄れ、働き方が多様化。
自由が増える一方で、自己責任の圧も強くなりました。

③ 豊かさ:モノの豊かさ→安心の豊かさへ

昭和は「持てること」が豊かさの象徴。
平成は「将来の安心(医療・年金・雇用)」が豊かさの中心になっていきます。

④ 情報:みんな同じ→みんな違う

昭和はテレビ中心で、同じニュース・同じ流行を共有しやすい。
平成はネット化で、情報も価値観も分かれ、社会が“分散”します。

⑤ 世界:戦後秩序の中→変化する世界の中

冷戦の終わりが見えてきた1989年は、世界の前提が組み替わる入口。
平成の日本は、国際環境の変化に影響されやすくなっていきます。


まとめ|1989年は「昭和の完成」と「平成の問題」の両方が見えた年

1989年は、昭和の終わりであり、平成の始まり。
でも平成は、昭和の延長ではありません。

  • 昭和は「伸びる日本」の時代
  • 平成は「前提が変わる日本」と向き合う時代

だからこそ、平成の出来事を追うなら、まず1989年で“切り替わったもの”を押さえるのが一番早い理解ルートになります。


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