MENU
記事を探す

IT革命とは?暮らしを変えたデジタル化の始まり

目次

“便利”が当たり前になる瞬間は、だいたい静かに始まる

IT革命(情報技術=ITが社会を変える動き)は、派手な出来事というより、日常の手順がごっそり置き換わっていく変化です。
銀行、買い物、連絡、仕事、ニュース——「紙と電話」が主役だった暮らしが、「画面とネット」へ移っていく。

平成は、その転換が一気に進んだ時代でした。


3行でわかる結論

  • IT革命=情報通信技術(IT)が社会の仕組みを変えること。2000年前後、日本の政治でも「国民運動としてのIT革命」と語られた。
  • 背景には、**インターネット普及・携帯のネット化(iモード)・常時接続(ブロードバンド)**がそろったことがある。
  • 国としても、IT基本法(高度情報通信ネットワーク社会形成基本法)やe-Japan戦略で“IT国家化”を進めた。

IT革命とは?

革命は「技術の進歩」より、「みんなの習慣が変わる」こと。

IT革命は、パソコンやネットが登場しただけでは起きません。
それが誰でも使える形になり、生活の手間を減らし社会のルールや産業まで作り替える段階に入ったとき、はじめて“革命”になります。

2000年前後の日本では、ITを国家戦略として位置づける動きが強まり、IT基本法が制定されます。


いつごろから?|平成の“IT革命”はここで加速した

革命の合図は、「つながる」が日常になった瞬間。

ざっくり言うと、平成のIT革命は 1990年代後半〜2000年代初頭に加速します。ポイントは3つ。

  • 1999年:iモード開始(携帯でネットが現実に)
  • 2000年:IT戦略が政治の中心テーマに(所信表明で「国民運動としてのIT革命」など)
  • 2000〜2001年:IT基本法→e-Japan戦略(5年以内に世界最先端のIT国家を目標)

何が“革命”だったのか|暮らしが変わった5つのポイント

革命は、新しい道具ではなく「手続きの置き換え」で起きる。

1)連絡が変わった|“つながる”が前提になる

メール、掲示板、チャット、携帯メール。
「連絡は家の電話」という前提が薄れ、連絡が“個人”に直結していきます。特に携帯でネットが使えるiモードは象徴的でした。

2)情報が変わった|ニュースは“待つ”から“取りに行く”へ

紙の新聞・テレビの時間割だけでなく、必要な情報を自分で検索・取得する比重が増えます。
ここから「速報性」「24時間性」の感覚が広がっていきました(報道・社会の空気も変化)。

3)買い物が変わった|店に行く前に“比較”が始まる

ネットで価格や評判を見てから買う。予約する。取り寄せる。
この「比較→購入」の流れが一般化し、商売の前提が変わっていきます。e-Japan戦略でも電子商取引(eコマース)環境整備が柱の一つとされています。

4)行政が変わった|“紙の手続き”を減らす方向へ

IT基本法は、高度情報通信ネットワーク社会の形成を進める基本方針を定める法律です。
e-Japan戦略も電子政府などを掲げ、官民でのIT活用を進めていきました。

5)仕事が変わった|“場所”より“データ”が動く

ファイル共有、メール、ネット会議の原型、データ化。
働き方の変化は一気ではないものの、業務の中心が「紙」から「データ」へ移っていく流れが生まれます。


iモードはなぜ重要?|“ネットは家でやるもの”を壊した

革命は、パソコンより先に「ポケット」へ来た。

iモードは 1999年2月22日に開始。
そして 2000年8月に1000万契約突破と報じられ、携帯でネットを使うスタイルが急速に広がりました。

ここで大きかったのは、「ネット=家のPC」ではなく、外でも“使う”ものになったこと。
日本のIT革命は、パソコンだけでなく“携帯ネット”が強力に押した、という見方ができます。


誤解されやすい点|IT革命=インターネットの普及、だけではない

革命は回線ではなく、「社会のルール」が変わること。

ネットが広がっただけなら“流行”で終わります。
IT革命が革命と呼ばれるのは、国として法と戦略を整え、「社会の作り」を変える方向へ舵を切ったからです。IT基本法やe-Japan戦略は、その象徴に当たります。


まとめ|IT革命は「暮らしの手順」を書き換えた

平成のIT革命は、通信・端末・制度がそろって、生活の手順が置き換わった転換期でした。
iモードの普及が「つながる」を日常へ持ち込み、国としてもIT基本法やe-Japan戦略でIT化を押し進めた。

そしてこの変化は、のちのSNS・スマホ・キャッシュレスへとつながる“入口”になります。


次に読むなら


FAQ

Q1. IT革命って、いつごろの話?
一般に日本では1990年代後半〜2000年代初頭に加速し、iモード(1999)やIT基本法(2000)・e-Japan戦略(2001)などが節目として語られます。

Q2. IT基本法って何?
正式名称は「高度情報通信ネットワーク社会形成基本法」。高度情報通信ネットワーク社会の形成に関する基本方針などを定めた法律です。

Q3. iモードは何がすごかった?
携帯でネット接続を現実にし、短期間で契約数を伸ばした点が象徴的です(2000年8月に1000万契約突破の報道)。


参考文献・資料

  • e-Gov法令検索:高度情報通信ネットワーク社会形成基本法(IT基本法)
  • 内閣(広報資料PDF):「e-Japan戦略」決定と“5年以内に世界最先端のIT国家”の説明
  • 国立公文書館(解説PDF):e-Japan戦略(2001年1月策定)の概要
  • 国立国会図書館 調査資料PDF:2000年前後のIT政策・IT基本法成立の経緯
  • NTTドコモ 技術誌:iモード(1999年2月22日開始)
  • ITmedia:iモード1000万契約突破(2000年8月報道)
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次