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【第2ステージ/第3話】いじめられっ子が神様に!? 因幡の白兎とオオクニヌシ

ひこまる

「お師匠! 前回はスサノオさんが英雄になって終わりましたね。
今回はその子孫のお話ですか?」

やたまる

「うむ。今回の主役は、オオクニヌシ(大国主)じゃ!
……といっても、最初はオオナムチという名前で、80人の兄たち(八十神・やそがみ)にいじめられる『パシリ』じゃったがな。」

ひこまる

「えっ、主人公なのにパシリスタートですか?
世知辛いですね……。」


1. 婚活バスツアーと、荷物持ちのオオクニヌシ

やたまる

「ある時、兄の八十神たちは『因幡(いなば)の国に、ヤガミヒメという絶世の美女がいるらしい。みんなでプロポーズしに行こうぜ!』と旅に出た。
オオクニヌシは、兄たち全員の荷物を一人で持たされて、トボトボと一番後ろをついて歩いていたんじゃ。」

ひこまる

「80人分の荷物!? ブラックすぎますよ!
完全にいじめじゃないですか。」

やたまる

「そんな一行が『気多(けた)の岬』という海岸を通った時、
皮を剥がれて赤裸(あかはだ)になり、泣いているウサギを見つけたんじゃ。」


2. ウサギの失敗と、兄たちの残酷な嘘

やたまる

「ウサギは隠岐の島から海を渡りたくて、ワニ(サメのこと)を騙したんじゃ。
『僕の仲間と君の仲間、どっちが多いか数えてあげるよ』と言って、サメを一列に並ばせて、その背中をポンポンと跳ねて渡ってきた。」

ひこまる

「賢いですね!
……あ、でも最後になんか余計なこと言っちゃうパターンですか?」

やたまる

「その通り。『やーい、騙されたな!』と口を滑らせた瞬間、一番端のサメにガブッ!と捕まって、全身の皮を剥ぎ取られてしまったんじゃ。」

ひこまる

「痛たたた!! 自業自得とはいえ、全身の皮って……想像しただけで激痛です!」

やたまる

「そこへ通りかかった意地悪な兄たちは、泣いているウサギを見てこう言った。
『海水を浴びて、風の吹く高い山の上で寝ていれば治るぞ』とな。」

ひこまる

「えっ、傷口に塩!?
それ、一番やっちゃいけないやつですよね!?」

やたまる

「ウサギがその通りにすると、塩が傷に染みて、風で皮膚がバリバリに乾いて割れてしまった。
ウサギはあまりの痛さに転げ回って泣き叫んだんじゃ……。」


3. オオクニヌシの優しい治療

やたまる

「そこに遅れてやってきたのが、荷物持ちのオオクニヌシじゃ。
泣いているウサギを見て『どうしたんだい?』と優しく声をかけた。」

ひこまる

「やっとまともな神様が来た……(涙)」

やたまる

「事情を聞いたオオクニヌシは、正しい治療法を教えた。
真水で体を洗い、ガマの穂(植物の花粉)を敷き詰めた上で寝転がるといいよ』と。」

ひこまる

「優しい〜!
今の医療で言うところの『洗浄と保護』ですね。理にかなってます!」


4. ウサギの予言と大逆転

やたまる

「言われた通りにすると、ウサギの体は元通りフワフワに治った!
喜んだウサギは、オオクニヌシにこう予言したんじゃ。
『意地悪な兄たちは、ヤガミヒメとは結婚できません。袋を背負ったあなたこそが、あのお姫様と結ばれるでしょう』

ひこまる

「えっ、ウサギさん何者!?
ただの動物じゃなくて、予言者だったんですか?」

やたまる

「実はこのウサギ、神様の使いだったとも言われておる。
そして予言通り、ヤガミヒメは80人の兄たちをフッて、
『私は、優しくて誠実なオオクニヌシ様と結婚します!』と宣言したんじゃー!」

ひこまる

「やったー! 大逆転勝利ですね!
兄たちの悔しがる顔が目に浮かびます。」


まとめ:次回、兄たちの逆襲が始まる!

やたまる

「……と、ここでめでたしめでたし、といきたいところなんじゃが。
プライドをズタズタにされた80人の兄たちが、黙っていると思うか?」

ひこまる

「……嫌な予感がします。
80対1ですよ? 袋叩きにされそうですけど。」

やたまる

「その通り。ここからオオクニヌシは、嫉妬に狂った兄たちから何度も暗殺(殺害)されることになるんじゃ。」

ひこまる

「えっ、殺されるんですか!?
しかも何度も!? 主人公なのに!?」

やたまる

「次回、『オオクニヌシ、死す! 母の愛とスサノオの試練』じゃ!
生き返るから安心せい!」


やたまる
次回は衝撃の展開! 嫉妬に狂った兄たちが、オオクニヌシを「暗殺」してしまうぞ!
死んでしまったオオクニヌシが助けを求めて向かった先は、あのスサノオがいる「根の国」じゃ!
ひこまる
ええっ!? 主人公なのに死んじゃうんですか!?
しかもスサノオさんのところへ行くなんて……絶対しごかれますよ、それ!

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