「日本神話って、なんだか難しそう…」
そう感じたことはありませんか?
たしかに、神様の名前は長くて読みにくく、
物語も不思議な展開が多いので、最初はとっつきにくいかもしれません。
でも実は日本神話は、
日本人の“考え方”や“文化のルーツ”がぎゅっと詰まった、とても面白い物語なんです。
この記事では、
- 日本神話ってそもそも何?
- 古事記と日本書紀ってどう違うの?
- なぜ今も日本神話が大切にされているの?
を、日本神話の学者の視点で、できるだけやさしく解説していきます。
日本神話とは何か?
日本神話とは、
日本という国がどのように生まれ、神々や天皇がどんな役割を持ってきたのかを語る物語です。
ポイントはこの3つです。
- 世界のはじまり
- 日本列島の誕生
- 天皇につながる神々の物語
つまり日本神話は、
**「日本という国のスタート物語」**とも言えます。
日本神話が書かれている本は2つある
日本神話は、主に次の2つの書物にまとめられています。
- 古事記(こじき)
- 日本書紀(にほんしょき)
この2つを知れば、日本神話の全体像がつかめます。
古事記とは?―物語として楽しめる日本神話
古事記は、712年にまとめられた日本最古の歴史書です。
特徴はズバリ、
神話を物語として楽しめる本
たとえば――
- イザナギとイザナミの国づくり
- アマテラスとスサノオの兄妹ゲンカ
- ヤマタノオロチ退治
まるでファンタジー小説のようなエピソードがたくさん登場します。
古事記のここが面白い
- 登場人物(神様)が感情豊か
- ドラマが多く、読み物として楽しい
- 日本人の「やさしさ」「あたたかさ」がにじむ
日本書紀とは?―国の公式ストーリー
一方、日本書紀は720年に完成しました。
こちらは、
国家の歴史書としての日本神話
という位置づけです。
日本書紀の特徴
- 中国の歴史書の形式をまねている
- 文章が少し堅め
- 「日本はこういう国です」と外国に伝える目的もあった
同じ神話でも、
古事記より理性的・公式的な書き方になっています。
古事記と日本書紀のちがいを簡単に
| 比較 | 古事記 | 日本書紀 |
|---|---|---|
| 性格 | 物語向け | 歴史書向け |
| 読みやすさ | やさしい | やや難しい |
| 目的 | 国内向け | 外交向け |
| 雰囲気 | 感情豊か | 公的・かたい |
どちらも同じ日本神話ですが、
「伝えたい相手」と「目的」が違うだけなのです。
日本神話で語られる3つの大きなテーマ
日本神話には、大きく分けて次の3つの流れがあります。
① 世界と日本のはじまり
- 天地開闢(てんちかいびゃく)
- イザナギ・イザナミの国生み
② 神々の時代
- アマテラス(太陽の神)
- スサノオ(あらぶる神)
- オオクニヌシ(国づくりの神)
③ 人の時代へ
- 天孫降臨(ににぎのみことが地上へ)
- 初代天皇・神武天皇へつながる物語
ここから、
神の時代 → 人の時代 → 日本の歴史
へと物語がつながっていきます。
なぜ日本神話は今も大切なの?
「神話なんて、昔話でしょ?」
そう思うかもしれません。
でも、日本神話は今もこんな形で生きています。
- 神社のご祭神
- お正月やお祭りの由来
- 天皇制の考え方
- 日本人の“自然を大切にする心”
日本神話は、
**日本文化の“見えない土台”**なのです。
日本神話を知ると、世界の見え方が変わる
日本神話を学ぶと、
- 神社がただの建物じゃなくなる
- 日本の歴史が一本の物語になる
- 自分たちの価値観のルーツが見えてくる
そんな変化が起こります。
難しい知識は必要ありません。
まずは、
「日本のはじまりの物語をのぞいてみる」
そのくらいの気持ちで大丈夫です。
まとめ|日本神話は、日本人の原点ストーリー
日本神話とは、
- 日本という国がどう生まれたか
- 神々と人がどうつながってきたか
- その物語が、今の日本にどう続いているか
を伝える、壮大なスタート物語です。
古事記と日本書紀という2つの本を入り口に、
ぜひ、日本神話の世界をのぞいてみてください。
きっと、
「日本って、こんな物語から始まったんだ」
と、少し誇らしい気持ちになるはずです。

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