「古事記って、名前は聞いたことあるけど…
正直、難しそうで読んだことはない。」
そんな人はとても多いです。
でも実は古事記は、
日本のはじまりを描いた“いちばん最初の物語集”。
しかも、意外なほどドラマチックで面白いんです。
この記事では、
- 古事記って何の本?
- どうして作られたの?
- どんな話が書いてあるの?
を、日本史・日本神話の視点から
できるだけやさしく解説していきます。
古事記とはどんな本?
古事記(こじき)は、
712年に完成した、日本でいちばん古い歴史書です。
といっても、
年号や制度ばかりが並ぶ堅い本ではありません。
古事記の中身は大きく3つに分かれています。
- 神さまたちの物語
- 天皇のはじまり
- 日本の国づくりの話
つまり古事記は、
日本のスタートを物語としてまとめた本
なのです。
なぜ古事記は作られたの?
古事記が作られた理由は、とてもシンプルです。
「日本の成り立ちを、きちんと伝えるため」
当時の日本は、
中国や朝鮮半島の国々と交流を深める中で、
- 私たちはどんな国なのか
- 天皇はどんな存在なのか
を、はっきり示す必要がありました。
そこで、
昔から語り継がれてきた神話や伝承をまとめたのが古事記です。
古事記に書かれている3つの世界
古事記の物語は、
だいたい次の3つのステージで進みます。
① 神々の時代
世界のはじまりからスタートします。
- 天地開闢(てんちかいびゃく)
- イザナギとイザナミの国生み
- アマテラスとスサノオの兄妹げんか
神さまたちが、
泣いたり怒ったり失敗したりしながら、
世界をつくっていく物語です。
② 国づくりの時代
次に登場するのが、
オオクニヌシという神さま。
彼は、
人々が安心して暮らせる国を整えた神として描かれます。
ここで、
「神の国づくり」から「人の国づくり」へ
物語が少しずつ移っていきます。
③ 人の時代のはじまり
最後は、
天皇につながる物語です。
- 天孫降臨
- 神武天皇の東征
- 天皇の系譜
神の血を引く存在として、
天皇がどのように誕生したかが語られます。
古事記は“歴史書”というより“物語集”
古事記はよく、
日本最古の歴史書
と紹介されますが、
実際には 歴史書+神話+伝説 が混ざった本です。
だからこそ、
- 難しい政治の話は少ない
- 登場人物が感情豊か
- ストーリーとして楽しめる
という特徴があります。
現代でいうなら、
日本最古のファンタジー×歴史ドラマ
のような存在です。
古事記と日本書紀のちがい
よく一緒に語られる
「日本書紀」との違いも、簡単に整理しておきましょう。
| 比較 | 古事記 | 日本書紀 |
|---|---|---|
| 目的 | 国内向け | 国外向け |
| 文体 | 物語調 | 公的文書調 |
| 雰囲気 | やさしい | かたい |
| 読みやすさ | 比較的読みやすい | やや難しい |
古事記は、
「日本の人たちに、自分たちの物語を伝えるための本」
だったのです。
古事記を知ると何が変わる?
古事記を読むと、
日本の見え方が少し変わります。
- 神社の由来がわかる
- 日本人の自然観が理解できる
- 天皇制の考え方の背景が見える
つまり古事記は、
**日本文化の“説明書”**のような存在なのです。
古事記は、今も生きている
古事記は、
1300年以上前の本ですが、今も私たちの生活の中にあります。
- 初詣で行く神社の神さま
- お祭りの由来
- 日本人が大切にする「和」の感覚
その根っこには、
古事記の世界観が息づいています。
まとめ|古事記は日本の原点ストーリー
古事記とは、
- 日本最古の歴史書であり
- 日本神話の宝庫であり
- 日本人の価値観のルーツがつまった本
です。
難しい学問としてではなく、
まずは
「日本のはじまりの物語を読む」
そんな気持ちでふれてみてください。
きっと、
日本という国が、
これまでより少し身近に感じられるはずです。

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