室町時代とは何だったのか
目次
導入|室町時代は「一番わかりにくい時代」
室町時代は、日本史の中でも
**「始まりも終わりもあいまい」**で、理解しづらい時代です。
しかし流れを押さえれば、
なぜ戦国時代に突入したのかがはっきり見えてきます。
1.室町時代の始まり|なぜ幕府が京都に戻ったのか
室町時代は1336年ごろ、足利尊氏によって始まります。
- 鎌倉幕府を倒した
- 天皇中心の政治(建武の新政)が失敗
- 武士たちが再び不満を持つ
そこで尊氏は
武士のための新しい幕府を京都・室町に開きました。
👉 これが室町幕府です。
2.南北朝時代という「内乱」からスタート
室町時代の前半は、いきなり内乱から始まります。
- 北朝(京都)
- 南朝(吉野)
天皇が二人いる異常事態が約60年続きました。
👉 幕府は最初から
全国をまとめる力が弱かったのです。
3.最盛期|三代将軍・足利義満の時代
室町幕府が最も安定したのは、足利義満の時代です。
- 南北朝の統一
- 守護大名をまとめる
- 明との貿易で財政安定
金閣寺の建立など、
政治・文化ともに最盛期を迎えました。
👉 ただしこの安定は一時的でした。
4.幕府が弱体化していく理由
義満の死後、幕府は少しずつ力を失っていきます。
- 将軍の権威が低下
- 守護大名が地方で力を持つ
- 幕府が地方を直接支配できない
将軍は「命令する存在」から
調整役へと変わっていきました。
5.応仁の乱|室町幕府崩壊の決定打
1467年、応仁の乱が始まります。
- 将軍後継者争い
- 守護大名同士の対立
11年にも及ぶ内乱で、
京都は焼け野原になりました。
👉 この戦で
室町幕府の権威は完全に失われます。
6.室町時代の終わり|幕府は「自然消滅」した
応仁の乱後も幕府は形式上残りました。
しかし実際には👇
- 将軍の命令は届かない
- 各地で戦国大名が誕生
- 幕府は何も決められない
そして1573年、
織田信長が足利義昭を京都から追放。
👉 これが室町時代の終わりです。
室町時代を一言で言うと
「将軍はいたが、国を動かす力はなかった時代」
まとめ|3行で理解する
- 武士のための幕府として始まった
- 将軍の力が弱く、内乱が続いた
- 応仁の乱を経て戦国時代へ突入した

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