このページは、日本史が苦手な人向けに
むずかしい言葉をできるだけ使わず、
暗記ではなく「物語の流れ」で室町時代を整理します。「室町時代がいつも途中でわからなくなる…」
そんな方も、安心して読み進めてください。
室町時代と聞いて、
「正直、よくわからない」
「名前や出来事が多くて混乱する」
そう感じたことはありませんか?
それも無理はありません。
室町時代は、日本史の中でも とくに流れが見えにくい時代 です。
天皇がいて、将軍がいて、さらに別の天皇まで登場する――
まるで物語の主人公が何人も入れ替わるような、複雑な時代でした。
ですが安心してください。
室町時代は、順番に整理すると、きちんと一本の物語として理解できる時代 です。
この記事では、混乱しがちな室町時代を
4つの流れ(パート) に分けて、やさしく解説していきます。
① 天皇が理想の政治を目指した「建武の新政」
② 天皇が二つに分かれて争った「南北朝時代」
③ 足利将軍によって一時的に安定した「室町幕府の安定期」
④ その仕組みが崩れ、戦乱へ向かう「戦国時代への流れ」
このページは、
それぞれの時代を詳しく学ぶための 全体像をつかむための入口 です。
まずは室町時代全体の流れをつかみ、
「今、自分はどの段階を読んでいるのか」を意識しながら、
一緒にこの複雑な時代を整理していきましょう。
▶建武の新政
室町時代の物語は、
いきなり将軍や幕府から始まるわけではありません。
その前に、
「天皇が自分の手で政治を取り戻そうとした時代」
がありました。
それが 建武の新政 です。
武士の時代が続く中で、
後醍醐天皇は
「本来の政治の形に戻したい」
という強い理想を掲げます。
しかし、その理想はやがて
武士たちとのズレを生み、
室町時代の混乱の引き金となっていきます。
なぜ建武の新政はうまくいかなかったのか。
なぜここから、南北朝という分裂の時代が始まるのか。
まずは、
室町時代すべての出発点となった
建武の新政から見ていきましょう。
▶南北朝時代
室町時代が「覚えにくい」「混乱する」と言われる原因は、
この南北朝時代にあります。
建武の新政が終わったあと、
室町時代の混乱は さらに深い段階 へ進んでいきます。
それが、南北朝時代 です。
この時代、日本には
天皇が二人同時に存在する という、
前代未聞の状況が生まれました。
「正しい天皇はどちらなのか」
「誰に従えばいいのか」
この問いに答えが出ないまま、
武士たちはそれぞれの立場で動き、
日本中が長い分裂状態に入っていきます。
なぜ天皇が二人に分かれてしまったのか。
なぜ争いはすぐに終わらなかったのか。
そして、この混乱が室町幕府に何を残したのか。
室町時代がややこしく感じられる理由は、
ほとんどがこの南北朝時代に詰まっています。
まずは、
日本史最大級の分裂期――
南北朝時代から見ていきましょう。
▶ 室町幕府安定期
長く続いた南北朝の争いが終わると、
日本はようやく 「ひと息つける時代」 に入ります。
それが、室町幕府安定期 です。
この時代、足利将軍たちは
天皇との関係を整え、
武士たちをまとめながら、
日本を一つの仕組みで動かそうとしました。
実は室町時代は、
ずっと混乱していたわけではありません。
一時的とはいえ、
政治が落ち着き、文化が大きく花開いた時代 でもありました。
なぜ室町幕府は、
この時期だけ安定することができたのか。
そして、その安定はなぜ長く続かなかったのか。
この「うまくいっていた時代」を知ることで、
次に起こる 大混乱(戦国時代) が、
ぐっと理解しやすくなります。
ここからは、
室町時代の中の“静かなピーク” を見ていきましょう。
▶ いざ戦国時代へ
戦国時代は、突然始まったわけではありません。
室町時代の積み重ねが、すべてここにつながっています。
室町幕府は、
一時は日本をまとめることに成功しました。
しかし、その安定は 永くは続きません。
将軍の力が弱まり、
地方の武士たちが自分の判断で動き始めると、
少しずつ 幕府の命令が届かない世界 が広がっていきます。
そしてついに起こったのが、
応仁の乱 です。
この争いをきっかけに、
「誰の言うことを聞くか」ではなく、
「誰が強いか」 がすべてを決める時代が始まります。
それが、戦国時代 です。
なぜ幕府は、国をまとめきれなくなったのか。
なぜ武士たちは、自ら戦いを選ぶようになったのか。
そして、この大混乱はどこへ向かっていくのか。
室町時代の物語は、
ここで 最も激しい局面 を迎えます。
最後に、
室町時代がどのように戦国時代へつながっていったのかを、
一緒に整理していきましょう。
ややこしかった室町時代が、一本の物語になるとき
室町時代は、
「平和な時代」でもなければ、
「ずっと戦っていた時代」でもありませんでした。
天皇の理想から始まり、
武士たちの現実に引き裂かれ、
一度は安定しながら、
やがて自分たちの力で生きる戦国時代へ向かっていく――
それが室町時代の本当の姿です。
この時代がややこしく感じられるのは、
出来事が多いからではありません。
立場の違う人たちが、それぞれの正しさで動いていたからです。
建武の新政、南北朝時代、室町幕府安定期、そして戦国時代。
4つの流れを順番に追うことで、
室町時代は「混乱のかたまり」ではなく、
一本につながった物語として見えてきます。
ここまで整理できたなら、
もう室町時代は「わからない時代」ではありません。
次に読む戦国時代も、きっと違った景色で見えてくるはずです。
最後の3行まとめ(ジャパレキ式)
- 室町時代は、理想と現実がぶつかり続けた「移行の時代」
- 混乱の原因は、天皇・将軍・武士それぞれの立場の違いにあった
- この積み重ねが、戦国時代という新しい世界を生み出した

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