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江戸城が明け渡されたあとも、
戦い続けることを選んだ旧幕臣がいました。
榎本武揚です。
旧幕府海軍を率いて北へ向かった榎本は、
戦いに敗れたのちに、意外な形で明治政府とかかわっていくことになります。
目次
旧幕府艦隊を率いて北へ
江戸無血開城のあとも、榎本武揚は旧幕府海軍の艦隊を率い、
新政府への恭順を拒んで北へ向かいました。
目指した先は、北海道の箱館(現在の函館)でした。
箱館戦争と旧幕府勢力の最後の抵抗
箱館に渡った榎本らは、五稜郭を拠点に、独自の政権を樹立しようとします。
新選組の土方歳三らも合流したこの戦いは、
戊辰戦争における旧幕府勢力の、最後の大きな抵抗となりました。
1869年(明治2年)、新政府軍の攻撃を受けて、榎本らは降伏します。
箱館戦争とは?榎本武揚と土方歳三はなぜ戦い続けたのか
敗者から、明治国家を支える側へ
降伏した榎本は、旧幕府軍を率いて新政府に最後まで抵抗した人物として、
処罰されてもおかしくない立場にありました。
しかし榎本は、その後の生涯において、
敗者の側から明治政府へ加わり、活躍していくことになります。
幕府のために最後まで戦った人物が、
のちに新しい国家のために力を尽くす。
その転身は、明治という時代が、単純な勝者と敗者の物語では語れないことを示しています。
ひこまるとやたまるで理解するポイント
ひこまる新政府と戦った榎本武揚が、なぜ明治政府で働けたの?



海軍や国際法に通じた知識が、新国家に必要とされたからなんじゃ。能力を生かす道を選んだ新政府側の判断も重要じゃな。



榎本武揚は、信念を捨てて政府側へ移ったの?



単純な裏切りとは言えぬぞ。敗戦後も自分の知識を国のために使うという、別の責任の取り方を選んだと考えられるんじゃ。
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出典:山村竜也『世界一よくわかる幕末維新』祥伝社、2018年、216〜225頁。









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